今回は「インスタグラム成功事例から学ぶこと」「失敗しないための運用方法」についてご紹介してしていきます。
「本当にインスタグラムで集客できるの?」
「成功事例を参考にしたい」
このように思われている経営者・店舗責任者の方も多いのではないでしょうか。
「インスタグラムで集客できる」とはよく聞くものの、自分で集客できるのか不安ですよね?
最後まで読んで頂くと、成功している事例から有益なヒントを得て頂くことが出来ると思います。ぜひ参考にして下さい。
目次
成功事例
成功事例は多々あるものの、私たちが普段から馴染みのある企業かつ、2021年6月時点で盛り上がりを見せている公式アカウント3つを取り上げてみました。
各企業においてインスタグラムでの取り組みをみてみましょう。
スターバックス公式
言わずと知れた世界中に店舗を構えるスターバックスです。日本国内でも多くの方に愛されているコーヒーショップですよね。
2021年6月現在のフォロワー数は303万人です。
数あるスターバックスの取り組みから2つをピックアップしてみました。
新作ドリンクや商品のPR
新作商品のPRを一度は見たことあるのではないでしょうか?
商品PRでは「映え」を意識したお洒落な写真を発信していて、手に取ってみてみたい・写真を取りたい・インスタでアップしたいといった欲求を掻き立てます。
2021年6月時点で一番多くのいいねがついた投稿です。
メルティ生チョコレートフラペチーノの商品PRなのですが、可愛らしいトッピングや美味しそうなチョコレートとセットで写っていて、思わずスターバックスで注文したくなりますよね。
スターバックスは、定期的に新商品を発売していて、その都度このようなお洒落な写真をアップしています。
25周年記念のイベント
こちらはスターバックス25周年記念として、多くの人の手にコーヒーが渡っていくという動画を発信しています。
「#スターバックス2525リレー」とつけてコーヒーを持っている写真を投稿すると、取り上げてくれるということをしています。
ゼスプリキウイ公式
キウイ~~♪のCMでおなじみのゼスプリキウイもインスタグラムを上手に活用しています。
ちなみに2021年6月現在で、フォロワー数は23万人でした。
特にフォロー&いいねで、キウイブラザーズのぬいぐるみがもらえるキャンペーンでは、ぬいぐるみが欲しいという声が殺到し、3万以上のいいねが付いていて、多くの反響を呼んでいます。
一般ユーザーのレシピ写真をリポスト
キウイのレシピをハッシュタグ #ゼスプリライフ を付けて投稿すると、ゼスプリ公式アカウントが投稿を拾い上げてくれて再投稿(リポスト)してくれるというものです。
キャンペーンでもらったぬいぐるみと一緒に、投稿者が工夫をこらした料理が写真として投稿されています。
とても上手なやり方で、自社が投稿内容を考えずともフォロワー側で競い合うように投稿してくれるので、それを拾い上げるだけで反響を呼ぶことができ非常にコスパが良いですね。
キウイを使ったレシピを紹介
リポストだけではなく、ゼスプリ公式でのオリジナルレシピも紹介しています。
キウイを使った、美味しそう&映える投稿が多くみられますので、気になる方はぜひ見てみて下さい。
【公式】楽天のフリマアプリ「ラクマ」
フリマアプリとして有名な楽天のラクマもインスタグラムを活用し、見込客の囲い込みに成功している事例と言って良いでしょう。
ラクマのインスタグラムはコンテンツマーケティング戦略を取り入れていて、見ていて面白いです。
情報収集層、比較検討層に向けてのコンテンツをしっかりと作りこんでいて、見込顧客の囲い込みをされているなという印象ですね。
情報収集→比較検討→購入(ラクマの利用登録)
お役立ち情報の発信
情報収集層に向けてお役立ち情報を発信しています。例えば、本棚の整理術やモノの手放し方のような投稿が該当します。
出品の仕方
比較検討層に向けてもしっかりとコンテンツを発信しています。
例えば、「ユーザーさんに聞きました!ラクマここが良い」といったコンテンツです。
情報収集段階で整理すること=良いこと 自分もしてみたいと感じとったユーザーは、実際にフリマアプリを使ってみようかな?と、比較検討の段階にはいります。
フリマアプリは何が良いんだろう?という気持ちの人に、ラクマってこんなところが良いよ!と既に利用しているユーザーの声を届けることで、実際に使いたくなる。という仕掛けです。
成功事例から学ぶこと
3つの成功事例をご紹介してきましたが、成功しているポイントを掴んでもらえたでしょうか?
成功している3つの事例に共通していえることとして、以下へまとめました。
ペルソナを意識した運用
ペルソナを意識したインスタグラム運用が出来ている点が挙げられます。
ペルソナとは自社のサービス・商品を購入してもらいたい理想的な顧客のことです。
実際にどういう人をペルソナに設定しているかという詳細は分かりませんが、
例えばスターバックスでいうと、10代後半~20代で主にインスタグラムなどに投稿して承認欲求を満たしたいという人には、新作ドリンクの投稿は刺さりますよね。
ラクマに関しては、「家の中を整理したい、できればお金に変えられたらな」といった、モノが増えがちなお子さんをお持ちの、ファミリー層に刺さります。
かつ楽天市場をいつも使うといった方であれば、楽天ポイントも使えるし利用したいと思うでしょう。
目的・目標からブレない運用
各企業で目的・目標をもって運用されているからこそ、しっかりとペルソナの心に刺さる内容になっています。
こちらも中の人ではないので詳細までは分かりませんが、スターバックスであれば商品購入による売上、シェアが恐らく目標にはなりますし
ラクマであればフリマアプリのダウンロード・利用登録が目標になってくるかと思います。
目標に向けての戦略的な投稿をしているからこそ、ブレない運用ができています。
自社オリジナルのWebマーケティング戦略をつくるなら、こちらの記事が参考になります。
定期的な改善
やみくもに投稿しているわけではなく、分析・改善を繰り返して運用をしているでしょう。
特に大きい企業であれば、専任担当者や部署が存在しますし、しっかりと目標に向けて結果を出していく必要がありますので、定期的な改善は必須となります。
運用に失敗しないために
今回の成功事例をもとに、普段どのような運用を心掛けた方がよいかまとめます。
ゴールを決める
まず最初にゴールを決めるということをしましょう。
見切り発車ではなく、インスタグラムを運用することで何を期待するか、何を目的とするのかを明確にすることが重要です。
そして、組織として運用するのであれば、組織内の全員が理解できるよう言語化しておくべきですね。
例えば、来店予約に繋げる(毎月10件増)や商品購入数を増やす(毎月50個増)とかこのくらい明確にしておきましょう。
どのくらい成果が出るか分からないというのは当然ですので、まずは仮で立てておいて、大きく外れるようなら運用しながら修正すれば良いです。
誰に向けて発信するか決める
ペルソナを設定しましょう。ペルソナというのは、ターゲットをさらに具体化しひとりの人物像にまで落とし込んだものです。
20代女性都内在住 だけでなく、20代女性都内在住 一人暮らし 渋谷まで毎日、電車に乗って通勤をしていて、駅近くのIT系の会社で働いていて、趣味はカフェ巡り…などこのくらい細かい内容です。
そうすると、このペルソナに対して商品を買ってもらうにはどうしたら良いのか?というのが、具体的にイメージできるはずです。
会社勤めということは、投稿を見てもらいやすい時間帯は移動中やお昼を食べるときかな?など投稿タイミングや投稿内容の軸を決められます。
作って終わらない
非常に多いケースとして、作って終わりにしてしまうというのがあります。
フォロワーなどの反応をみて、改善につなげていくというのが重要です。
作って終わってしまうと「投稿をたくさんしてみたけれど、何となく反応も薄いしやめようか」と途中で更新をやめてしまうことに繋がります。
成果が見えないと、担当者としても続けるモチベーションは上がりませんし、会社としても売上に繋がらないならコストを割きたくないという判断は当然です。
なので、分析・改善は定期的に行っていくとよいでしょう。
まとめ
- 成功する運用のコツ1:インスタグラム運用の目的を明確にする
- 成功する運用のコツ2:誰に何を届け、どう感じてもらうのかを考え運用する
- 成功する運用のコツ3:作って終わらず改善をつねに続ける