効果的な集客を行うためには、何よりも人間の心理や行動原理、そして脳の特性を理解しておくことが重要なポイントとなります。

なぜなら闇雲に集客を行っていても、ターゲットとなる顧客の心に響かなければ集客を成功させることは難しいためです。

しかし、行動心理学を理解すれば集客が成功する可能性はグンと高まります。

そこで今回は『集客で知っておくべき行動心理学』についてご紹介します。

行動心理学を応用した集客方法

集客で知っておくべき行動心理学にはどのようなものがあるのでしょうか？早速、集客で知っておくべき行動心理学について見ていきましょう。

返報性の原理

返報性の原理は、相手が何かをもらったりサービスを受けたりすると、相手も何かあげたりサービスをしなければならないと感じてしまう心理のことを指します。

この心理を応用して、無料でサービスを提供したり無料のお試し期間を設けるなどすることで、継続してサービスを使用してもらえる可能性が高まります。

最初に商品やサービスを押し売りするのではなく、むしろまずは無料で気軽に使ってもらおうと意識することが大切です。

プロスペクト理論

プロスペクト理論とは、人は得をするよりも損をしたくないと思う気持ちの方が数倍強いという行動原理のことを指します。

例えば100%の確率で1000円が当たるくじと、80%の確率で1250円が当たるくじとでは、どちらを選ぶ人の方が多いでしょうか？

どちらも数学的な期待値は1000円ですが、人間の心理としては100%の確率で1000円が当たるくじの方を選んでしまいがちです。

この心理を応用して、商品の希少性や商品の返金保証を提示することで、顧客の購入意欲を高めることができます。

ザイオンス効果

ザイオンス効果は単純接触効果とも呼ばれ、長時間人と接するよりも、短時間でも良いので人と接する回数を増やした方が、より好感を持たれやすくなる心理のことを指します。

実際に何度も足を運ぶことで、好感を持たれるようになったという経験がある人も多いのではないでしょうか？

Web集客の場合でも、ブログやホームページなどを頻繁に更新することで、顧客との接触頻度を上げることができます。

好感を持たれれば口コミでの広がりも期待できるため、ザイオンス効果について知っておくことは集客においても重要です。

ツァイガルニク効果

ツァイガルニク効果とは、完了されたことよりも未完了のことの方が記憶に残りやすくなるという心理のことを指します。

何か人が言いかけた時に「やっぱり話せない」と言われると、どうしても話の続きが気になって聞きたくなってしまったという経験はないでしょうか？

その心理を利用して、思わず読みたくなるタイトルや広告を出すことで、集客を成功させる可能性を高めることができます。

バーナム効果

バーナム効果は誰にでも当てはまるような曖昧な表現でも、自分のことを的確に表現しているかのように勘違いしてしまう心理のことを指します。

星座占いや性格診断テストなどは、バーナム効果を利用している代表的なサービスということができます。

「最近、疲れやすくなってきたあなたへ」など、多くの人に当てはまる事柄をタイトルに入れることで、より多くの人に興味を持ってもらえるようになるかもしれません。

ウィンザー効果

ウィンザー効果とは、当事者からの情報よりも第三者からの情報の方が信憑性が高いと感じる心理のことを指します。

当事者が商品の良いところを紹介しても、売るために良いところしか言っていないんだなと感じたことはないでしょうか？

ホームページに第三者からの口コミや顧客事例を掲載することで、情報の信憑性が増し、集客に繋がる可能性も高くなります。

ただし、悪い情報は隠すというような行動をしてしまうと、顧客の信頼も失ってしまうため、注意が必要です。

コントラスト効果

コントラスト効果とは、同じものでも前後の物と対比することで印象が変わる心理のことを指します。

例えば10万円のバッグを見た後に1万円のバッグを見た場合では、1万円のバッグの方が安いと感じてしまいます。

売りたい商品の隣に価格の高い商品を置くことで、売りたい商品を安いと感じてもらうことができるのです。

期間限定セールなどで通常価格と対比することも、効果的な集客方法と言えるでしょう。

フレーミング効果

フレーミング効果とは、同じ事実でも表現方法を変えることで、相手に与える印象を変えることができる心理のことを指します。

例えば、10%で外れるくじと、90%で当たるくじとでは、どちらのくじを引きたいと思うでしょうか？

どちらも当たる確率は同じですが、90%で当たるくじと表記されていた方が、当たりやすいと感じてしまいますよね。

ポジティブな言い回しをすることで、より多くの人に興味を持ってもらえる広告が出せるかもしれません。

まとめ：集客で知っておくべき【行動心理学】をご紹介！

いかがでしたか？集客で知っておくべき行動心理学は、
・返報性の原理
・プロスペクト理論
・ザイオンス効果
・ツァイガルニク効果
・バーナム効果
・ウィンザー効果
・コントラスト効果
・フレーミング効果
以上の点が挙げられます。

ビジネスや集客は人を相手にしているため、相手を理解することが何よりも大切なポイントとなります。

そのため、行動心理学を理解することで、より多くの人に認知や興味を持ってもらえるようになる可能性があります。

ぜひ今後の集客の参考にしてください。